「SNSがあるのでホームページの制作を迷っている」
「口コミや紹介で集客できているからホームページの制作を迷っている」
今まで様々な業種のホームページを制作してきましたが、特に飲食店や美容室などの事業者からよく聞かれます。基本的に士業などの職種や病院やクリニックなどは事業の立ち上げとともにホームページの制作が必要になるケースがありますが、その他の業種の場合は、SNSや口コミで成り立つと考えて、ホームページを後回しにしている事業者は少なくありません
しかし実際には、SNSや口コミが広がった現代においてもホームページの必要性はあります。特に地方都市の場合、ホームページはメリットが多いです。
開業直後こそシンプルなHPが必要な理由
新しく事業を始めたばかりの時期は、コンセプトやサービスの方向性が固まっていないことも多く、最初から高額で凝ったホームページを用意する必要はありません。それでも、名刺代わりになるホームページを持つことは非常に重要です。最低限「住所」「営業時間」「サービス内容」「問い合わせ先」を1ページにまとめるだけでも、顧客に安心感を与えられます。
開業直後はホームページを作っても検索からの流入はすぐには増えません。それでも、紹介や口コミで知った人が検索して「サイトがある」というだけで信頼度がぐっと上がるのです。逆に、検索しても公式サイトがヒットしなければ「本当に営業しているのかな?」と不安を与えてしまう可能性もあります。
地域に根ざす事業にはHPが必須
仙台でビジネスを展開する場合、「仙台 × 業種名」で検索する人はとても多く、しかも購買意欲の高い層です。例えば「仙台 美容室」「仙台 工務店」「仙台 整体」と検索する人は、今まさに利用したいサービスを探している段階です。こうしたユーザーに見つけてもらうためには、公式サイトが不可欠です。
また、宮城県は全国調査でも郷土愛が強い地域として知られています。仙台の企業が地元のイベントへの参加や寄付などをホームページで紹介すれば、場合によっては単なる広告以上に「地域に根ざした信頼できる事業者」という印象を与えることができます。これは地方都市ならではの集客の強みです。
ホームページを持たないことのリスク
ホームページがないと、いくつかのリスクがあります。まず、営業時間や住所をSNSだけで発信していると、情報が探しにくく、誤解を生みやすい点です。SNSは流動的で、古い情報が残ってしまうこともあります。また、アカウント停止やサービス終了といったリスクもゼロではありません。
まとめ ― 仙台で事業をするならHPは必須
仙台で事業を展開するなら、シンプルでも良いのでホームページを持つことが大切です。開業直後は高額なサイトを作る必要はありません。まずは最低限の情報を載せたページを用意し、そこから事業の成長に合わせてページを増やしたり、デザインを改善していけば十分です。
ホームページは「集客のゴール」ではなく「集客の入口」です。SNSや口コミで興味を持った人が安心して問い合わせや来店に進むための拠点として、今でも必要不可欠な存在なのです。