InstagramやX(旧Twitter)などのSNSを積極的に活用している事業者は年々増えています。投稿を通じて新しいお客様に見つけてもらえる機会は確実に増え、話題性や拡散力という意味では非常に有効なツールです。
しかし、集客の基盤として考えたとき、SNSだけでは不十分な部分があります。それを補い、さらに効果を高めてくれるのがホームページです。
SNSは“きっかけ”、ホームページは“安心の土台”
SNSは最新の投稿に注目が集まりやすいため、話題性や瞬発力に優れています。一方で、料金やサービスの詳細、アクセス情報といった「長期的に必要とされる情報」は投稿の中に埋もれてしまい、探しづらいのが現実です。そのため、せっかくSNSで興味を持ってくれた人が、詳細を探している段階で離脱してしまうケースもあります。
ホームページはこうした情報を整理し、公式情報としてまとめておける場所です。「ここに行けばすべてわかる」という拠点を作ることで、SNSで興味を持った人がスムーズに次のアクションへ進むことができます。
仙台では“信頼感”が来店や問い合わせに直結する
信頼できるかどうかが来店や契約の判断材料としてはとても大切なものです。人口が多く発信範囲も広い都内ではSNSのフォロワー数が比較的多いですが、仙台のような地方都市では、都心に比べて人口が少ないため、SNSのフォロワー数が比較的少なめになります。そのため、SNSだけで発信していると初見の人はフォロワー数で判断してしまったり、投稿が滞ってしまうと「本当に営業しているのかな?」と思われてしまうこともあります。
一方で、ホームページに住所や営業時間、代表者名、サービス内容などが明記されていれば、「ちゃんとした事業者だ」と認識され、問い合わせのハードルが下がります。
仙台は東北最大の都市でありながら、地元志向や口コミ文化も根強い地域です。地元のお客様に信頼して選んでもらうためには、SNSの発信力と並行して公式サイトを用意しておくことが重要なのです。
SNSとホームページを連動させることで相乗効果が生まれる
SNSとホームページはどちらか一方だけに頼るのではなく、役割を分けて組み合わせるのが理想です。SNSは「発見のきっかけ」を作り、ホームページは「安心感と詳細情報の提供」で最終的な選択を後押しします。
例えば仙台のカフェの場合、Instagramで新メニューを写真付きで発信し、そのリンクからホームページに誘導すれば、
メニューの詳細・料金・予約方法・地図を確認してもらえます。美容室なら施術事例をSNSで紹介し、予約や料金表はホームページにまとめておくと「見つけてから予約まで」がスムーズになります。このように導線を整理することで、SNSとホームページはお互いを補完し合い、集客効果を何倍にも高めてくれるのです。
まとめ ― SNSとHPは“役割の違うパートナー”
SNSは話題を広げる拡散力、ホームページは安心感を与える公式拠点。どちらも強力なツールですが、単体では限界があります。
仙台のように地元の信頼が重要視される地域では、SNSでの発信をきっかけに、最終的にホームページで背中を押す流れを作ることが欠かせません。
「SNSだけで十分かな」と考えていた方も、ぜひホームページを“もうひとつの集客の柱”として活用してみてください。それが仙台での集客をより安定させる第一歩になるはずです。