「ホームページを作りたいけど、何を準備すればいいの?」
初めて制作を依頼する方や自分で立ち上げる方から、よくいただく質問です。
ホームページはデザイン以前に必要な情報がまとめられているリンク集のようなものです。デザインやシステムだけではなく掲載する情報を整理することがとても大切です。この記事では、ホームページを作る際に準備しておきたい内容を分かりやすく整理してご紹介します。
ホームページの一般的なページの構造
まずどのようなページが必要になるか、それぞれ見ていきます。企業か、飲食店か、士業かにも寄りますが、表現は多少異なるものの下記のようなページ構造になることが多いです。
00. トップページ
ホームページの1番の入り口となるようなページで、それぞれのページがまとまっているものです。掲載するものが少なければトップページにまとめることもあります。
01. 企業概要、お店(会社)について
ホームページの土台となるのが会社やお店の基本情報です。SNSや口コミを見て興味を持った人も、最後に確認するのは公式の基本情報です。
- 会社名・店舗名
- 住所
- 電話番号・メールアドレス(事業によってはFAXを掲載することもあります)
- 営業時間・定休日(特にお店や病院施設などでは営業時間や定休日の告知はとても重要になります。)
深掘りして、沿革やお店の歴史などについて掲載する場合もあります。
02. サービス・商品、メニューについて
どんな事業を行っているのか、どんな商品を扱っているのかを明確に伝えることが大切です。
- 事業内容・提供サービスの説明
- 主力商品やメニュー
- 料金表(目安でもOK)
「何をやっている会社なのか」「自分に必要なサービスがあるのか」をすぐに理解してもらえるように、写真や具体例を交えると効果的です。
飲食店などのメニューに関してはこれまでの経験上ですが、頻繁に変わるもののため、メニューの詳細までは掲載しないことが多いです。看板メニューだけを掲載するか、ざっくりと何屋さんかが伝わればOKです。
03. お知らせ、ブログ、ニュース
例えば長期休暇の営業日についてお知らせを行ったり、新商品について告知をしたりする何かあれば告知をする自由なページです。お知らせやブログ、コラム、Newsなどと表現します。必ずしも投稿しなくても大丈夫ですが、なるべくこまめに投稿することでお客様に対しては安心感が伝わり、Googleの検索結果にも有利に働きます。
04. お問い合わせ
重要なのが問い合わせの導線です。どんなに内容が充実していても、連絡先が分かりにくければ行動につながりません。業種にもよりますが、下記の導線が多いです。
- 電話番号
- メールによる問い合わせフォーム
- Googleマップの埋め込み
その他、必要なこともあるページ
ここまでが大体一般的なサイトで必要とされるようなページです。サイトによっては、トップページにお問い合わせの項目を掲載する、企業概要と商品ページを一緒にする…というような場合もございます。下記からは事業によっては必須ではないけど、よくあるページの紹介になります。
05.お客様の声・実績紹介
初めて訪れる人にとって「利用者の声」や「実績紹介」は大きな安心材料になります。
- 実際のお客様からの感想やレビュー
- 施工事例や制作事例
- 導入事例(BtoBの場合)
口コミやレビューはSNSにも載ることがありますが、ホームページにまとめておくと「信頼の証」として強く伝わります。
06.採用情報
企業やお店のホームページを訪れる人の中には、この企業で働きたいと思っている人も一定層います。ホームページに採用情報を掲載することで、求人媒体に頼らず自社の魅力を直接伝えられます。会社の理念や雰囲気、スタッフの声などを合わせて掲載することで「どんな職場か」が伝わりやすくなり、ミスマッチ防止にもつながります。さらに求人情報を常時掲載できるため、タイミングに左右されず応募の入口を確保できる点も大きな特徴です。
写真やロゴ
ここまでがページごとに見たホームページに掲載する情報でした。テキストだけのホームページでは魅力が伝わりにくいため、写真やロゴの準備も必要になります。ただ業種によっては特定のフリー素材や購入素材でOKな場合もあります。
・外観・内観の写真(来店系ビジネスの場合)
・サービス提供中の様子
・商品やメニュー写真
・スタッフ写真(顔出しが難しい場合はイラストや雰囲気カットでもOK)
写真は「安心感」を与える効果もあります。どんな雰囲気の場所なのか、どんな人が対応してくれるのかを伝えることで、初めて利用する人の不安を和らげられます。
初めて作る方は、まずはシンプルでも大丈夫です。ホームページは紙面と異なり、後からページを増やしたりデザインを整えたりすることが容易ですので、まずは必要最低限で基本的なところから準備しましょう。
